新潟の秋のおいしいものの一つに食用菊「かきのもと」があります。

これは新潟下越地方の呼び名で、中越地方では「おもいのほか」と呼ばれています。このかきのもとをさっとゆでて酢や醤油、だし汁などで和えます。
合わせる食材は柿やなめこなど、地域によって異なるようです。
苦みやくせがなく、しゃきしゃきとした歯触りが楽しく、素朴でシンプルなお料理です。
 
昔から不老長寿の薬として食べ始めたことが起源とわれています。実際に紫色のかきのもとには 病気や老化の原因を取り除くアントシアニンが豊富に含まれており、生活習慣病の予防やストレスの多い現代人によいそうです。


花を摘み取る作業では、菊の素朴でよい香りが広がりますが、これもアロマセラピーですね。
花びらの紫と合わせる食材の色のコントラストが目にも楽しいのは日本人ならではの美意識です。
味だけでなく 見た目、歯触り、そして香り・・・きく_small
四季折々の自然を取り入れ、健康を願って作られた美しい和えものです。

先人たちの植物の利用法を あらためて見直すことができます。